2006.10 System update notes
-- 2006年10月のシステム・アップデート・ノート
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このページの記事一覧
2006.10.31 休止期間中 2006.10 追加アイテム
2006.10.21 SATA RAID5 構築
2006.10.20 Caviar SE16 WD3200KS×3購入 & HDDベンチマーク
2006.10.17 500GB SATA HDD E7K500×2、SATA2EI3-LPPCI購入
2006.10.16 DVDドライブ BenQ DW1655 & I・Oデータ DVR-ABH16G 購入
2006.10.07 九州から故障したパソコン到着・再生
2006.10.04 Airgo 3rd True MIMO 無線LAN BUFFALO WZR2-G108/P


2006.10.31 休止期間中 2006.10 追加アイテム
 サイトの更新が2006年10月から2008年 5月の間、滞っていました。この内容は再開後(2008.05.13)に追加したものです。
Microsoft Wireless Notebook Presenter Mouse 8000
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2006.10.21 SATA RAID5 構築
 先日購入した320GB ハードディスクWestern Digital Caviar SE16 WD3200KSを3台と、SATA RAIDインターフェース玄人志向 SATA2EI3-LPPCIを使って、RAID5を構築しました。



Array Manager: 構成デバイスの同期がとれていない場合は黄色で表示される。

 RAID5ですから320Gバイト×3台で実際に利用できる容量は2台分 640Gバイトとなります。ただし、OSから見た容量は2^10系を使うので約596Gバイトとなります。

 SATA2EI3-LPPCIというかSillicon Image のRAID5はWindows 2003 Serverマシンでも使っているので、迷うような箇所もなく簡単に設定できました。
 RAID1/RAID5アレイを作成した場合、最初に同期が行われますが、容量が大きいと何時間もかかることがあります。
 アレイは同期処理中でも使うことは可能ですが(設定を変更する場合は、同期処理を停止する必要があります)、PCの電源切ったり再起起動するとまた最初から同期をやり直すようなので、最初はじっと待ったほうがいいでしょう。
 同期処理を実行中かどうかはArray MamagerのTask Summaryを見るとわかります。


Task Summary
Array Manager の Task Summary: 進行状況 2%で残りは16時間以上…。

 ともかく、無事に動いています。

 しかし、RAID5は読み込みは構成HDDが1台少ないRAID0(ストライピング)と同じなので速いのですが、書き込みはどうしても遅くなります。
 特にソフトウェアRAIDはパリティ計算があるから遅いといったことが言われていますが、今時のPCやCPUなら計算そのものはたいした処理ではないはずです。では何が遅いかというと、パリティを計算するのにHDD上のデータを読み込む必要があるという点です。
 比較的大きなデータを書き込む場合は、書き込みデータからパリティが計算できるのでこの場合はいいのですが、小さなデータを書き込む場合には、読込 → パリテイ計算 → 書込 という処理を行うことになります。
 事前の読み込み要のないケースでは、パリティ計算そのものは今時のCPUなら一瞬で終わり(CPU負荷はその分上昇するでしょうが)、後はHDDにデータを書き込みします。しかも、書き込みは各HDDに並列して同時に行うことが可能なので、パリティ分を余分に書いても速度低下はそれほど大きくないはずです。
 しかし、パリティ計算前の読込は別です。読込が完了しないことには、パリティの計算ができないので、ここでどうしても待ちが入ってしまいます。

***

 先日、HGSTの500バイトハードディスク Deskstar E7K500 HDS725050KLA360 を2台買いましたが、これもついでにRAID1(ミラーリング)にして使うことにしました。

 ミラーリングしたいのはデータ用格納用のドライブでOSを起動する必要はないし、2台程度ならソフトウェアRAIDで十分だと考えています。Windows 2000/XPも標準でRAIDには対応していますが、肝心のRAID1やRAID5はサーバー用のエディションでないと対応していません(Linuxだとさくっと簡単にいけるのですけどね)
 それで、PCIのSATAインターフェースカードを取り付けて使おうかと思っていたのですが、テレビ録画用PCでビデオキャプチャカードでPCIスロットが埋まっていました。
 しかし、よく見るとPromiseのIDE RAIDがオンボードで搭載されていたので、シリアルATAからパラレルATA(IDE)に変換して使うことにしました。
 それで玄人志向のシリアルATAデバイス → パラレルATAホスト SATAD-IDEを2つ買ってきましたが、今のところ順調に動いています。

***

 最近、ハードディスクが余り気味なのでたいして必要性もないのにRAIDで冗長化しています。
 冗長化した範囲なら完全クラッシュしても、なんとかなるというのは魅力なのですが、ハードディスクの台数を増やすと管理の手間暇は確実に増加します。
 また、壊れても大丈夫とはいっても、実際に壊れたら冗長化が失われるため、即座に交換・リビルドする必要があります。自動的に予備ハードディスクを使うホットスペアとはいかなくても、交換用のハードディスクも確保しておかないと心配です。

 それにRAIDで冗長化したところで、重要なデータのバックアップは別途必要です。
 うちの場合、重要データは毎日深夜に自動バックアップしていますし、1週間分の履歴も残しています。
 実のところ完全クラッシュしても重要データについては、それらのバックアップから復元できます。1日分の重要データは失う可能性はありますが、その程度なら許容範囲として受け入れます。

 OSやアプリケーション等のシステムは、バックアップがなくてもインストールし直せば復旧できます。ただし、かなり時間がかかるので、うちではNorton GhostやTrue Imageでディスクイメージとして適時バックアップしています。これら圧縮してDVD数枚に収まりますし、システムを変更したときだけ手動でバックアップを行っていれば十分です。

 今回のRAIDアレイに格納するシステムやデータは重要データ以外でしで、具体的には何かというと動画ファイルす。
 テレビから録画した動画ファイルは容量はでかいし、消えたところでどうということはないのですが、視聴しないうちに消えてしまうと寂しい、ということでRAIDにしてみたというわけです。

 しかし、きっちり運用するとなると最初に書いたように予備のハードディクスを確保しておく必要はあるし、ハードディスクの台数が増えたことで電源も強化する必要があるし、発熱も台数に応じて大きくなるのでファンを追加する等クーリングにも気を使います。
 そういった設備投資、管理の手間隙を考えると、個人・家庭用ではそこまでしてRAIDで冗長化する価値はないような気がします。

【参考資料】

玄人志向

http://www.kuroutoshikou.com/

日立グローバルストレージテクノロジーズ

http://www.hitachigst.com/

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2006.10.20 Caviar SE16 WD3200KS×3購入 & HDDベンチマーク
 先日、購入したSATAインターフェースPCIカード 玄人志向 SATA2EI3-LPPCI で使うための、Western Digital WD Caviar SE16シリーズのハードディスク WD3200KS(320GB/ SATA 7200rpm/ cache 16MB)を3台買いました。
 3台買ったということはRAID5用です。
テスト環境
  • マザーボード ASUS A8V-E Deluxe NW (BIOS 1006)
  • CPU AMD Athlon 64 3500+
  • RAM 1Gバイト
  • OS Windows XP Professional SP2
  • オンボードIDE/ATAコントローラ VIA VT8237R オンボードSerial ATAコントローラ VT6420
    ドライバ VIA 4.30C

 RAIDとして使う前にいつものベンチマークテストを行いました。先日購入したT7K500 HDT725032VLA360、E7K500 HDS725050KLA360 も合わせてテストを行いました。
 テスト環境は右の表のとおりです。

 各ドライブの主なスペックは下記表に掲載します。

SPECIFICATION
MODEL Caviar SE16
WD3200KS
T7K500
HDT725032VLA360
7200.10
ST3320620AS
E7K500
HDS725050KLA360
Capacity 320GB 320GB 320GB 500GB
Max LBA 625,142,448 625,142,448 625,142,448 976,773,168
Buffer size 16MB 16MB 16MB 16MB
Rotational speed 7200rpm 7200rpm 7200rpm 7200rpm
Data heads   4 4 10
Data disks   2 2 5
Tracks density   135KTPI   105KTPI
Bit density   837kbpi 625kbpi 720Kbpi
Areal density   113Gbit/in2   76Gbit/in2
Latency average 4.20ms 4.17ms 4.16ms 4.17ms
Max Media transfer rate   957Mbps 1030Mbps 817Mbps
Buffer to disk transfer rate 748Mbps      
Interface transfer rate 300MB/s 300MB/s 300MB/s 300MB/s
Max Sustained data rate     72MB/s 64.8MB/s
Seek time Average read 8.9ms
write 10.9ms
read 8.5ms
write 9.5ms
  read 8.2ms
write 9.2ms
Access time Average     read 8.5ms
write 10.0ms
 
Seek Track to track 2.0ms read 0.8ms
wtite 1.3ms
read 0.8ms
write 1.0ms
read 0.8ms
write 1.3ms
Seek Full track 21.0ms read 15.1ms
write 16.1ms
  read 14.7ms
write 15.7ms
Annualized failure rate     0.34%  
Error rate (recoverablee)        
Error rate (non-recoverrabe) 1 in 10E14 1 in 10E14   1 in 10E14
Start/Stops 50,000 50,000   50,000

 まずは、各ドライブの全域の転送速度から。

T7K500 HDT725032VLA360 Read/Write Transfer rate


E7K500 HDS725050KLA360 Read/Write Transfer rate


Caviar SE16 WD3200KS Read/Write Transfer rate


 次はdevtestによる、ベンチマークテスト結果とそのグラフです。

DEVTEST BENCHMARK
TEST Caviar SE16
WD3200KS
T7K500
HDT725032VLA360
7200.10
ST3320620AS
E7K500
HDS725050KLA360
Sequential Read/Start 512B 34548.2kB/s 38420.7kB/s 39002.9kB/s 38697.5kB/s
16384B 66521.8kB/s 74302.5kB/s 77817.4kB/s 64581.9kB/s
65536B 66510.3kB/s 74400.8kB/s 77791.2kB/s 64725.6kB/s
Sequential Read/End 512B 34618.7kB/s 38697.5kB/s 39017.7kB/s 33722.7kB/s
16384B 41591.3kB/s 39647.1kB/s 43797.7kB/s 33737.9kB/s
65536B 41650.3kB/s 39647.1kB/s 43784.6kB/s 33775.1kB/s
Sequential Read/Ave. 512B 34583.4kB/s 38559.1kB/s 39010.3kB/s 36210.1kB/s
16384B 54056.5kB/s 56974.8kB/s 60807.6kB/s 49159.9kB/s
65536B 54080.3kB/s 57024.0kB/s 60787.9kB/s 49250.3kB/s
Random Read 512B 37.9kB/s 39.1kB/s 37.4kB/s 39.9kB/s
16384B 1187.3kB/s 1225.5kB/s 1169.8kB/s 1237.5kB/s
65536B 4482.7kB/s 4561.3kB/s 4436.8kB/s 4567.9kB/s
Sequential Write/Start 512B 5892.7kB/s 4693.0kB/s 6363.3kB/s 4759.5kB/s
16384B 66210.5kB/s 74665.7kB/s 78128.7kB/s 64676.9kB/s
65536B 66346.4kB/s 74761.3kB/s 78171.3kB/s 64384.7kB/s
Sequential Write/End 512B 5883.1kB/s 4946.9kB/s 6956.2kB/s 5013.0kB/s
16384B 41453.7kB/s 40281.1kB/s 44271.2kB/s 34367.1kB/s
65536B 41667.8kB/s 40276.3kB/s 44295.8kB/s 34338.7kB/s
Sequential Write/Ave. 512B 5887.9kB/s 4819.9kB/s 6659.7kB/s 4886.2kB/s
16384B 53832.1kB/s 57473.4kB/s 61200.0kB/s 49522.0kB/s
65536B 54007.1kB/s 57518.7kB/s 61233.6kB/s 49361.7kB/s
Random Write 512B 70.7kB/s 79.4kB/s 58.2kB/s 86.3kB/s
16384B 2051.3kB/s 2437.9kB/s 1794.0kB/s 2543.3kB/s
65536B 7471.1kB/s 8253.4kB/s 6046.5kB/s 8320.9kB/s
Sequential Read/Write Graph


Random Read/Write BENCHMARK
TEST Caviar SE16
WD3200KS
T7K500
HDT725032VLA360
7200.10
ST3320620AS
E7K500
HDS725050KLA360
50:50 Read Speed 1397.0kB/s 1278.1kB/s 1325.6kB/s 1273.7kB/s
Write Speed 1465.8kB/s 1332.5kB/s 1399.6kB/s 1327.6kB/s
Read Count 42.7io/s 39.3io/s 41.0io/s 39.0io/s
Write Count 45.0io/s 41.0io/s 43.0io/s 41.0io/s
90:10 Read Speed 2214.5kB/s 2105.6kB/s 2174.6kB/s 2130.0kB/s
Write Speed 215.4kB/s 202.6kB/s 210.5kB/s 208.0kB/s
Read Count 68.0io/s 65.0io/s 67.0io/s 65.3io/s
Write Count 6.0io/s 6.0io/s 6.0io/s 6.0io/s
10:90 Read Speed 300.4kB/s 319.0kB/s 271.9kB/s 320.0kB/s
Write Speed 3070.9kB/s 3316.4kB/s 2767.6kB/s 3299.4kB/s
Read Count 9.0io/s 9.7io/s 8.0io/s 9.7io/s
Write Count 94.7io/s 102.3io/s 85.0io/s 101.7io/s
Random Read/Write Graph


 シーケンシャルアクセスの最大転送速度はWD3200KSやE7K500の64〜66Mバイト/秒で、7200.10 約78Mバイト/秒、T7K500が74Mバイト/秒と多少差がついています。
 ランダムアクセスについてはT7K500/E7K500が多少リードしていますが、差が付いているのはランダムライトで、ランダムリードについてはほとんど差がありません。

 正直、パフォーマンス的には意味のあるような差はないような気がしています。

【参考資料】

日立グローバルストレージテクノロジーズ

http://www.hitachigst.com/

Seagate

http://www.seagate.com/

Western Digital

http://www.wdc.com/

玄人志向

http://www.kuroutoshikou.com/

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2006.10.17 500GB SATA HDD E7K500×2、SATA2EI3-LPPCI購入
 HGSTのDekstar E7K500シリーズのハードディスク HDS725050KLA360(500GB/ SATA 7200rpm/ cache 16MB)を2台と、 SATAインターフェースPCIカード 玄人志向 SATA2EI3-LPPCI を買いました。



玄人志向 SATA2EI3-LPPCI

 玄人志向のSil3124搭載カードはいくつかモデルがあって、RAIDなしのSATA2EI3-LPPCI(関連記事)と、RAID対応のSATA2REI3-LPPCI (関連記事)を使っています。

 安価でeSATAやポートマルチプライヤに対応しており、けっこう使えたので今回RAID対応モデルを注文したつもりが、間違ってRAIDなしモデルをクリック(通信販売)していたようです。

 基板の見分けは付かないし、PCに取り付けてWindowsを起動しても間違えに気が付きませんでした。そういえば、BIOSにRAIDメニューはでないし、(RAID対応)ドライバのインストールもできないしで、やっと変だと思いはじめました。

 ショップが取り違えたのかと思いましたが、確認メールや伝票を見ても非RAIDモデルの型番が記載されていたのでRが付くかつかないかの違いだものな)、僕が間違えたようです。

 返品・交換も出来なくはないのでしょうが、RAIDモデルと基板の見分けが付かないということはBIOSの入れ替えでRAIDに対応できるかもと、Webで検索してみるとそういう事例がいくつか出ていました。
 こんな保証外のBIOS書換とかやってしまうと壊れてもサポートを受けられなくなりますが、SATA2EI3-LPPCIは2枚あるし壊しても(安いし)また買い直せばいいやと実行してみました。結果は、見事にRAID対応になりました。

【参考資料】

玄人志向

http://www.kuroutoshikou.com/

日立グローバルストレージテクノロジーズ

http://www.hitachigst.com/

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2006.10.16 DVDドライブ BenQ DW1655 & I・Oデータ DVR-ABH16G 購入
 手持ちのDVDドライブや予備ストックしてるあるDVDドライブが古くなってきました。

 うちでは8倍速でDVD-Rが焼けて(2層は一度も使ったことない)、5倍速までのDVD-RAMが書ければ十分なので機能的には新しいドライブは必要ないのですが、手持ちのドライブが少なくなってきたので、新しく調達しておくことにしました。


BenQ DW1655
BenQ DW1655



IO DATA DVR-ABH16G
I・O DATA DVR-ABH16G

 それで、買ってきたのはBenQ DW1655 WhiteとI・Oデータ DVR-ABH16G です。

 DVR-ABH16Gはドライブとして日立LG GSA-H10N を採用した、12倍速DVD-RAMに対応したDVDスーパーマルチドライブです。これは、今まで使っていたGSA-4120B(関連記事)の替わりに使うつもりです。
 最初に書いたようにDVD-RAMは5倍速まであれば当面は十分なので、12倍速DVD-RAMは使う予定はありませんが、暇があればベンチマークも行うかもしれません。

 DW1655はテスト・計測用のドライブとして買ってみました。これまで使っていたLITEON LTC-48161H(関連記事)の替わりに、外付USBドライブケースに入れて使うつもりです。

【参考資料】

I・O DATA

http://www.iodata.jp/

BenQ (global)

http://www.benq.com/

BenQ (Japan)

http://www.benq.co.jp/

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2006.10.07 九州から故障したパソコン到着・再生
 先月(関連記事)、九州にいる父が使っているパソコンが壊れて代わりのパソコンを送ったことを書きましたが、その壊れたパソコンがこっち(東京)に届きました。
 モノが届いてやったわかったのですが、2003年8月にこっちで組み立てて送ったパソコンでした(関連記事)。

 Windowsの起動が途中で止まってしまうので原因はハードディスクだろうと、別のパソコンでS.M.A.R.T.情報を確認してみました。
 下のグラフは、9月7日 以降のID#9 Power-On HoursとID#197 Current Pending Sector Count のRAW VALUEの記録です。

SMART ID#197 RAW VALUE GRAPH
SMART ID#009 RAW VALUE GRAPH

 九州に設置してるパソコンのS.M.A.R.T.情報はネットワーク経由でこっち(東京)で監視しているのですが、OSやアプリが起動しないことには機能しないので記録が止まって気がつきませんでした。ようするに、単に電源が入っていないパソコンとみなしていたわけです。実際、Windowsが起動しないものだから、父は途中で諦めて電源を切っていたようです。

 ID#9 Power-On Hoursを見ると、平日の日中にパソコンを使っていることがわかります。9月14日移行の記録が途絶えているので、この日からWindowsが起動しないために使えなくなったようです。最後の10月に記録されているのは、こっち(東京)で僕が行ったものです。

 ID#197 Current Pending Sector CountのRAW VALUEに3にカウントされているので、読み取りできない不良セクタが発生しているようです。未使用の空き領域に発生した不良セクタであれば問題は表面化しないはずですが、たった3個の不良セクタでも当たり所が悪ければ、今回のように致命傷になります。

 不良セクタを修復して使い続けることは可能ですし、稼動時間(Power-On Hours)は7100時間程度なので、ここだけ見るとまだ十分使えそうです。しかし、製造が2000年11月と6年経過しているので、これを使い続けるのは勇気がいります。
 ともかくハードディスクを交換することにしましたが、もともと使っていたのはIBM DTLA-305020 という20Gバイト ハードディスクです。
 株の取引に使うだけだから、容量は数10Gバイトもあれば十分なのですが、そんな容量の新品ストックはさすがにうちにもありません。使い古しの中古ならいくらでもありますが、どれもこれも5年以上昔のもので、そんなものを修理用に使うの避けたいところ。
 80Gバイト以上の容量があっても使わないのはわかりきっていますが、今時20Gとか40Gとかのハードディスクを新品で買うのもバカらしいし(もちろん、3.5インチハードディスクでの話です)
 どこかに80Gバイト以下の新品ハードディスクがただで転がっていないものかと調子のいいこと考えていたら、ありました。

 昨年4月にHP Proliant ML110 というエントリクラスのサーバPCを購入しましたが(関連記事)、これにハードディスクがついてきたを思い出しました。
 元々付いてきたハードディスクは一度も使わないまま交換したまですっかり忘れていましたが、調べてみるとちょうどいいハードディスク Maxtor DiamondMax Plus 8 6E040L0 (40GB/ ATA133/ 7200rpm/ 2MB cache)でした。

 しかも、これまた一度も使わないまま交換した48倍速CD-ROMが流用できます。
 実は故障したパソコンにはSCSI接続のCD-Rドライブ(TEAC CD-R55S)を取り付けてあって、ISAのSountBlaster 16 SCSIなんてものだからCDブートもできません(ブート用のROMが載っていないインターフェースです)
 どこかに適当なATAPI CD-ROMドライブがただで転がっていないかと探していたら、やはりProliant ML110に付いてきたものが出てきたというわけです。

 ともかくハードディスクとCD-ROMドライブを交換して、ついでにマザーボードのコイン電池を交換して、OSをインストールし直して、完璧に再生できました。
 CPUがPentium III 450MHzだったり、搭載メモリが384Mバイトとか中途半端だったりするので、ここら辺も余っているパーツでアップグレードしておこうと思います。

 しかし、SoundBlaster 16 SCSIなんてもの久しぶりに見ました。当時、CDとかMOとか低速デバイスを接続するのにちょうど良くて、サンウド機能もいっしょについてくるというお気に入りの製品でした。同等機能のSCSIカードAHA-1510/1520とあわせて、以前は5〜6枚は所有していました。

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2006.10.04 Airgo 3rd True MIMO 無線LAN BUFFALO WZR2-G108/P
 うちでは 802.11g 54Mbps 無線LANアクセスポイントに3年前に購入した当時MELCO今はBUFALLO WBR-G54 を使っていますが(関連記事)、いまいち速度が出ません。

 Webのブラウズ程度なら問題ないのですが、ビットレートで1Mbps以下の動画すらまともに再生できません。まぁ、ストリーミング配信ではなくて、Windowsのネットワーク共有ドライブ経由での話なので、ビットレート以上にファイルアクセスが行われるせいもあるかと思いますが。
 接続速度をモニタしていると、通信のないときは54Mbpsで接続されているようですが、実際のデータ転送が始まるとどんどん速度が落ちているようです。
 検索するとうちの周辺にアクセスポイントが5〜6個見つかるし、最近はNitendo DSとかゲーム機も無線LAN使うし、混信の影響もあるのかもしれません。

 最近の無線LAN機器には空いてるチャンネルを自動で検索して設定する機能がありますがWBR-G54にはないし、この際新しい無線LAN機器を購入することにしました。


BUFFALO WZR2-G108/P
BUFFALO WZR2-G108/P

 それで、購入してきたのがAirgo 第3世代 True MIMO を採用したBUFFALO WZR2-G108/Pです。この製品は無線LANルータWZR2-G108とCardBus無線LANカードWLI2-CB-G108 がセットになったパッケージです。

 速度のほうは面倒くさいから計測していませんが、動画の再生もまったく問題なく出来るようになったので上々です。

 セキュリテイ設定はAESを使うようにしましたが、Nintendo DSがWEPしか使えないので接続できないのが問題といえば問題です。これまで使ってきたWBR-G54をNintendo DS専用に使うことになりそうです。

 次世代の高速無線LANについては802.11nに注目されていますが、今回はAirgo True MIMO にしておきました。
 BUFFALOではドラフト802.11n対応製品のほうに注力しているようで、Airgo True MIMO対応製品については新製品は出ていないし、WZR2-G108のファームウェア更新も2005年6月を最後にまったくありません(WZR2-G108も在庫限りで販売終了のようですし)
 そこら辺は買う前からわかっていましたが、3年前のWBR-G54よりはマシだろうと思って決めました。

 実際に使ってみると接続性や速度は問題ありませんが、アクセスポイントについては肝心な機能が2つほど抜けていました。ブロードバンドルータとしての機能は使わないのでどうでもいいのですが、ANY接続を拒否するステレスに設定できないのと、無線チャンネルの自動設定がないことです。
 BUFFALOの無線LAN製品については、7月には九州で使うためにWZR-RS-G5を買ったし(関連記事)、つい先日もマンションの監視カメラ用レコーダPCをリモート管理するのに WHR-HP-G54 を買ったばかりです。これらの802.11g対応製品はANY接続拒否と無線チャンネル自動設定があったので、特に気にすることもなくWZR2-G108を買ってしまいました。
 このくらいの機能はファームウェアの更新で対応できそうな気もしますが、メーカが注力していない以上対応は望み薄でしょう。

【参考資料】

BUFFALO

http://buffalo.jp/

Airgo (USA)

http://www.airgonetworks.com/

Airgo (Japan)

http://www.airgo.co.jp/

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