2004.10 System update notes
-- 2004年10月のシステム・アップデート・ノート
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2004.10.27 CD/DVDライブラリ システム imation Disc Stakka
2004.10.22 複数同時録画 I・O DATA RX-MVP/RX×3
2004.10.20 Channel Tank(VT-RXx3) I・O DATA RX-MVP/RX×3 購入


2004.10.27 CD/DVDライブラリ システム imation Disc Stakka
 通信販売でDVD-Rメディアを注文したついでに、imationのCD/DVDライブラリシステム Disc Stakka を買ってみました。

Disc Stakka 1
CD/DVDライブラリシステム Disc Stakka

 imationのCD/DVDライブラリについては前モデルCenturyCD(販売終了)のときから気になっていたのですが、メーカの製品情報やPC雑誌やWebでの紹介記事を見ても、肝心の仕組みがいまいちわからなかったので見送ってきました。
 後継となるDisc Stakkaは4月に登場しましたが、やっぱり製品情報や紹介記事を見てもよくわからなかったので、そんなに高くないことだし1台買ってみることにしました。



Disc Stakka 3
本体の上部/下部に接続端子があり、積み重ねるだけで拡張できる

Disc Stakka 2  Disc Stakkaは1台で100枚のCD/DVDが収納できる、12cmディスク収納ボックスです。
 製品名の由来にもなっていますが、本体を積み重ねるだけで拡張できるのが特徴です。100枚以上のディスクを管理したいときには、もう1台Disc Stakkaを買ってきて、後は積み重ねるように置くだけです。
 PCとの接続はUSB(1.1または2.0)を使用しますが、バスパワーで動作するので電源は必要ありません。1つのUSBパスパワーに対して5台まで積み重ねて使用できますが、電源供給タイプのUSBハブによりツリー状に接続すれば何十台でも追加できるようです。
 ちなみに、2台以上積み重ねて使用する場合でもUSBケーブルは1本しか使いません。写真のようにDisc Stakka本体の上部と下部に端子があって、積み重ねるだけで電気的に接続されるようです。

Disc Stakka 3
ケースを開けて中を見たところ

 本体の構造は写真を見て分かるようにいたってシンプルです。電動式の回転トレイと、ディスクの出し入れする差し出し口しかありません。
 これがそのままCD/DVD-ROMドライブとして利用できれば最強なのですが、Disc Stakkaはディスクをセットしても、中のデータを読み取ることはできません。それどころか、どんな種類の何のメディアかといった情報も一切検出できません。
 したがって、ディスクを出し入れする場合にはある程度はユーザが判断する必要があります。しかし、12cmディスクなら種類を問わずになんでも扱えるというメリットもあります。カートリッジから出した状態のDVD-RAMでも大丈夫ですし、将来Blu-RayかHD DVDが出ても12cmディスクなら大丈夫でしょう。
 収納スペースの点では劇的には節約できないので、その辺は期待しないほうがいいでしょう。本体は340mm(W)×350mm(D)×172mm(H) あって、これで100枚です。スリムケースなら320mm × 300mm × 130mmあれば、60枚×2列で120枚は収納できますし、ケースから出して中身だけ格納するならもっと節約できます。

 このシンプルな構造を見たときには少しがっくりしたのですが、実際に使ってみると実によくできています。
 CD/DVDライブラリを管理するソフトウェア OpdiTrackerが賢くて、まるでセットしたディスクを自動認識しているかのように使えます。

OpdiTracker 1
CD/DVD管理ソフトOpdiTrackerはWindowsのExplorerと同じように使用できる

 添付されているOpdiTrackerはスタンダード版ですが、有償($65.00)でPro版にアップグレードできるようです。スタンダード版は「1〜3台までのDisc Stakkaを使用するユーザに最適」とありますが、3台までしか管理できないわけではなく、何台でも使うことはできるようです。ただし、スタンダード版では複数のDisc Stakkaにまたがった検索ができないとか制限があるので、たくさんのDisc Stakkaを管理する場合にはPro版のほうが便利そうです(うちには1台しかないし、Pro版は使ったことないから、この辺ははっきりしませんが)
 データベースにはタイトルの他に、データCD/音楽CDといったタイプ、内容(ファイル/フォルダの一覧)、コメント、イメージ(画像ファイル)を登録できます。OpdiTrackerはCD/DVDドライブではないのに、ファイルやフォルダの一覧を取得するためにはパソコンのCD/DVDドライブにセットする必要があります。イメージとしてBMP/GIF/JPG等の画像ファイルを1枚登録できプロパティに表示できますが、これはファイル名(パス)を記録しているだけなので、登録後に画像ファイルを削除したり移動した場合は見失ってしまています。
 OpdiTrackerはDiscStakkaと連動したCD/DVD管理ソフトウェアですが、WindowsのExplorerを拡張した形で使用できます。


OpdiTracker 1
OpdiTrackerは取り出したディスクを記録しているので、再セットした際にはそれを尋ねてくる

 ある程度条件があるのですが、未登録の新しいディスクをセットすると自動的に新規ディスクとして扱いますし、取り出したディスクを再びDisc Stakkaに戻すとちゃんとメディアの種類を判断します。
 Disc Stakkaはハード的にはメディアの種類は判断できないのにどうやっているのか不思議でしたが、からくりは簡単でした。
 データベースに登録されているディスクがすべてDisc Stakkaに収納されている状態で、新たなディスクをセットした場合は、新規ディスクとして優先的に扱います。既存のディスクはすべて収納されているわけですから、別のディスクがセットされたということは、新しいディスクに決まっています(もっとも、新しく登録するメディアは先にPC側のCD/DVDドライブにセットしたほうが作業が楽です。ディスク内容取得のためですが詳しくは後で説明します)
 Disc Stakkaからディスクを取り出すと、管理ソフトのOpdiTrackerは取り出されたメディアの種類を記録します。1枚だけ取り出したディスクがある状態でディスクをセットすると、「このディスクはさっき取り出したディスクですか?」(実際にはこんなメッセージはありません)といった具合に、だいたい当たってしまうわけです。

 したがって、取り出したディスクがある状態で、未登録の新しいディスクをセットしてもDisc Stakkaは正しく判断できません。この場合は、新規ディスクか、ディスクを戻したかユーザが選択する必要があります。
 2枚以上のディスクを取り出している状態で戻す場合も判断できないので、ユーザが選択・指定する必要があります。この場合でも、OpdiTrackerは取り出したディスクが分かっているので、「この中のどれですか?」(実際にはこんなメッセージはありません)といった具合に選択できます。
 しかし、1枚だけ取り出して、作業が終わったら戻すという使い方をしていれば、ユーザは何もしなくても自動的に判断して処理しているかのように使えます。

 ファイル名やフォルダといったディスク内容を登録するためにはPC側のCD/DVDドライブにメディアをセットして取得するしかなく、この辺が少し面倒です。しかし、新しく登録するメディアは、最初にPC側のCD/DVDドライブにセットすると自動的にOpdiTrackerが検出して登録するかどうか尋ねてきます。ここで登録、内容を取得してからDisc Stakkaのほうに収納するといくらかマシです(先にDisc Stakkaに入れると、内容取得のためPC側にセットし直して、またDisc Stakkaに戻してと面倒です)。PC側のCD/DVDドライブにセットしたときの動作はOpdiTracke のオプションで設定できます。また、Wndowsのほうでもメディアの自動検出(AUTORUN)を有効にしておく必要があるようです。

 よく使うディスクならハードディスクに内容をコピーして放り込んだほうが速いし楽なので、この手のライブラリは必要ないかと思っていましたが、使ってみると意外と便利です。
 すべてハードディスクにコピーしたほうが速いし便利なのは確実ですが、たまにしか使わないデータで容量を使うのももったいないし、バックアップのこともあります。
 頻繁に使うことはないと思いますが、インストール用CD/DVDとか、バックアップやライブラリはたまにしか使わないので、こういうディスクをDisc Stakkaに放り込んでおくと便利そうです。たまに「あのディスクはどこにいったかな?」と探すようなことがありますが、Disc Stakkaで管理しておればそんなことはなさそうです。
 ただ、CD/DVDケースと一緒に格納しておきたい場合は、どうしようもありません。中身とケースは別々に保管するしかないのですが、それだと煩わしいので、CD-R/DVD-RでコピーしたディスクをDisc Stakkaに収納して、オリジナルはCD/DVDケースまま保管するのがよさそうです。

 ハードウェアとしてはシンプルでたいした機能はありませんが、ソフトウェアとの連携で使いやすいシステムになっています。
 これならもう2〜3台追加して使ってみようかという気もしてきました。

【参考資料】

imation

http://www.imation.co.jp/

 Disc Stakka

http://www.imation.co.jp/products/pc_hard/disc_stakka/

  この記事へのコメント
2005-03-06
18:15:22
taro MSDN会員向けにDisc Stakkaが販売されているようです。

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2004.10.22 複数同時録画 I・O DATA RX-MVP/RX×3
 先日(関連記事)、複数番組を同時に録画するためにI・O DATA GV-MVP/RXが3つセットになった、挑戦者 Channel Tank(VT-RXx3) を購入しました。アンテナ分配器も用意して準備は万全です。

 しかし、これまで使っていたテレビ録画パソコンにGV-MVP/RXを挿しても認識してくれません。おそらくPCIバスのリビジョンの違いが原因です。ハードウェアMPEG-2エンコーダを搭載していてCPUパワーはたいして必要ないので、440BXチップセット+Pentium IIIマシンで組むつもりでしたが、思惑が外れました。

 それで、余っていたDual Socket370マザーボード Tiger 230を引っ張り出してきました(関連記事)。これはVIA Apollo Pro 133A チップセットですが、GV-MVP/RXはちゃんと認識してくれました。
 せっかくのデュアルCPUマザーボードなのでCPUはPentium III 700MHzを2つ搭載して、メモリはとりあえず512Mバイト載せておきました。PCIスロットは5つありますが、3枚のGV-MVP/RXで3使い使い、残りはサウンドとLANですべて使い切りました。
 ハードディスクはOSやアプリ用にIBM IC35L40AVVA07 (ATA100/40G/7200rpm)、録画用にMAXTOR 4R120L0(ATA133/120G/5400rpm)を使いました。今時のハードディスクと比較すると性能的には一段階くらい劣りますが、最大3番組の録画専用ならなんとかなりそうです(録画しながら再生とか、ファイルコピーとかすると、心もとないのですけど)


mAgicマネージャ
mAgicマネージャ GV-MVP/RXを3つ認識して、複数同時に録画できる

 OSはWindows 2000 Professional は新しくインストールしました。
 複数同時録画に対応した録画・視聴ソフトmAgicTV Server ConceptVersionは評価版ですが、今のところは問題なく動いています。ビットレード7Mbpsでの3つの同時録画も問題もなくこなしています。

 録画に使用するキャプチャカードは、予約を登録した際に自動的に割り振りされます。
 外部ビデオ入力から予約録画を行なう場合は手動で予約を入れますが、「外部入力 1〜3」といったチャンネルが用意されていて、これがキャプチャカード1〜3からの入力に対応します。
 通常のチャンネルを録画する場合は、使用するキャプチャカードは指定はできませんが、外部ビデオ入力は任意のカードを指定できることになります。
 録画中はバックグラウンドでハードディスクに動画データを保存しているだけで、ウィンドウもプレビュー画面も何も表示されません。mAgicマネージャを起動すると、録画中のデバイス(キャプチャカード)を確認して録画を停止したり録画終了時間を変更できます。
 つまり録画中の番組は再生できないのですが、録画に使用していない空いているキャプチャカードがあれば、それを使って視聴は可能です。

 今のところ少し問題があるのは、予約録画の時刻設定くらいです。
 予約録画を行なうときに、時間ぴったりに予約を入れると頭が数秒切れてしまいます。
 mAgicのスケジュールは分単位でしか設定できないし、録画時刻を秒単位で制御する方法がありません。予約を1分早くする方法もありますが、これはこれでやりたくありません(連続した番組を録画する際に後ろが1分短くしないと、こんなことで複数同時録画になってしまう)
 これはPCの時刻設定を10秒進めておくことで対応しました。せっかくNTPで正確に同期している時刻をずらすのは不本意ですが、仕方ありません。

 これ以外は今のところ問題らしい問題はありません。
 しばらく使ってみないと安定性については判断できませんが、今のところ順調に動いています。
 正直、あまりに簡単に動いてしまったので、何か落とし穴があるのではないかと、心配なくらいです。

【参考資料】

I・O DATA

http://www.iodata.jp/

 GV-MVP/RX

http://www.iodata.jp/prod/multimedia/tv/2003/gv-mvprx/

挑戦者

http://supertank.iodata.jp/

 Channel Tank(VT-RXx3)

http://supertank.iodata.jp/products/vtrxx3/

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2004.10.20 Channel Tank(VT-RXx3) I・O DATA RX-MVP/RX×3 購入
 うちには2台のテレビ録画用パソコンがありますが、たまに3つ同時に録画したいときがあります。そんなときはVHSビデオデッキを使ったり、余っているパソコンを臨時に録画用に仕立てていました。
 少し前からビデオキャプチャカードを複数挿して複数同時録画できる製品が色々と出ていましたが、いまいち条件に合う製品がなかったので見送ってきました。

I・O DATA GV-MVP/RX
I・O DATA ハードウェア MPEG-2 エンコーダ搭載TVキャプチャボード GV-MVP/RX

 条件というのはたいしたものではないのですが、iEPGに対応しているのと(ADAMSは番組情報がいまいちのような気がして)、外部ビデオ入力を使って予約録画できる、というものです。この条件で探したいたらI・O DATAのTVチューナ付キャプチャカードが録画ソフトのバージョンアップで外部ビデオ入力に対応したようなので、3枚ほど買ってみました。
 実際に購入したのはI・O DATAが挑戦者ブランドとして出しているChannel Tank(VT-RXx3)という製品です。これはゴーストリデューサ、3D Y/C分離、ノイズリダクションを備えたハードウェアMPEG-2エンコーダ搭載TVキャプチャカード GV-MVP/RXが3枚セットになった製品です。
 Channel Tank(VT-RXx3)はGV-MVP/RXが3枚ついてくるだけでソフトウェアは一切添付されていませんか。録画・視聴ソフトはmAgicTV Server ConceptVersionをダウンロードして使うことになります。

 しかし、キャプチャカードだけ購入してもアンテナケーブルの配線は自分でなんとかする必要があります。TVチューナカードが3枚あったら、3枚すべてのテレビ信号を入れてやる必要があります。
 そのため、アンテナ分配器が必要になります。今のところTVチューナカードは3枚なので、3つの分配器があればいいのですが、この録画PCの周辺にはテレビ、CATVチューナ、VHSビデオデッキと、アンテナの必要に機器が他にもあるので、6分配器を調達してきました。
 今時は、それぞれの機器が分配器としての機能を持っていてデイジーチェーン(数珠つなぎ)のように配線すれば6分配器も必要はなかったのですが、なるべく根元で分配したほうが配線がすっきりします。

 機材はすべて通信販売でそろえましたが、今日のところは機材が届いただけで、まだ何も手をつけていません。

【参考資料】

I・O DATA

http://www.iodata.jp/

 GV-MVP/RX

http://www.iodata.jp/prod/multimedia/tv/2003/gv-mvprx/

挑戦者

http://supertank.iodata.jp/

 Channel Tank(VT-RXx3)

http://supertank.iodata.jp/products/vtrxx3/

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